「その言葉の使い方、合ってる?」その警告がおかしいのかも?

2016年11月23日更新

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「その言葉の使い方、合ってる?」その警告がおかしいのかも?

頭ごなしに間違っていると決めつけることはNG。ぜひ、言葉について考えるきっかけにしてみてください。

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国語辞典編纂者による警告

国語辞典編纂(さん)者の飯間浩明さんが「恣意的」ということばについて見解をまとめたツイートを投稿し、1万4000リツイートを超える大きな注目を集めています。

出典: http://nlab.itmedia.co.jp

今の使われ方は誤用である、という認識が広まってきましたが、それに対して見解を述べています。

「発言の一部を恣意的(≒意図的)に切り取る」というのはよく耳にする表現ですが、別段問題のないこうした表現を「誤用」だとする俗説が増加していると、飯間さんは警鐘を鳴らしています。

出典: http://nlab.itmedia.co.jp

飯間さんの解説によると、「恣意」とは「意(こころ)を恣(ほしいまま)にす」と訓読できることから分かるように、「勝手気ままな考え」というのが基本となる意味。このことから「恣意的」は「偶発的、ランダム」という意味(A)と、「意図的」に近い意味(B)の2通りの意味で使用できることが分かります。ところが最近、「意図的」に近い意味(B)が「誤用」だとする俗説が急速に増加。確かに検索してみると、Web上では意味(B)を「誤用」と紹介しているブログや雑学サイトがちらほらと見つかります。

出典: http://nlab.itmedia.co.jp

デジタル大辞泉では「気ままで自分勝手なさま。論理的な必然性がなく、思うままにふるまうさま」と細かめに説明されています

出典:http://image.itmedia.co.jp

飯間さんは以前にも「『了解いたしました』は失礼なことばではない」と解説文を投稿するなど、ことばを安易に「誤用認定」することに反対していました。これは「一度誤用という共通理解が生まれると、復活するのは大変」という考えに基づくもの。

出典: http://nlab.itmedia.co.jp

「了解いたしました」に関する飯間さんの見解

言葉の意味や存在理由が変わろうとしている瞬間に、今立ち会っているのかもしれません。 誤用は誰にでも起こり得るものですが、気になる言い回しを見かけたら頭ごなしに否定せず(何も考えず使うのでもなく)、いったん立ち止まって調べてみることが大切なのかもしれませんね。

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